後任は引き受け手なく「副大臣昇格」
司会のみのもんたが吠えた。
「公僕だということが分かっていないのでは。オレは客だとか、オレは先生だとかいう気持ちが強くなっちゃっているのですかね」
これをきっかけにコメンテーターからも批判が相次いだ。
若狭勝(弁護士)「20年、30年前ならこういう大臣はいっぱいいたのだと思う。その後、皆が公僕だと思い、変わったのに、彼は認識していなかった。時代錯誤というか見る目がなかった」
城戸真亜子(洋画家)「自分が特別な人間だとすごく思っていきたんですかね」
内野雅一(週刊エコノミスト編集長)「自爆したのではとの見方があるが、それなら大臣になるべきでない。やる気満々でこういう口調になったのなら人間性を疑う」
菅首相は後任人事で意中の人にみな断られた末、岩手県出身の平野達男副大臣を昇格させた。平野は「1日も早く復興の実感を得られるような状況を皆さんと力を合わせて作っていきたい」と抱負を述べたが、死に体の菅政権にあっては空しく響く。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト