市橋達也やっぱり不気味…3時間半ピクリとも動かなかった初公判

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   英国人語学教師リンゼイ・アン=ホーカーさん殺害事件の初公判がきのう(2011年7月4日)千葉地裁で開かれ、市橋達也被告(32)が送検後初めて姿を見せた。笠井信輔アナが「1メートルの距離で見ました」とミー ハーなことをいう。

「殺意」の判断難しい裁判

   市橋は入廷したとき、検察官の後ろにリンゼイさんの家族がいるのを見て、突然、土下座した。無言で数十秒、職員にうながされてようやく席についた。人定質問でも小さな声で答えた。

   次いで起訴内容について問われると、「殺意はありませんでした。しかし死には責任があります。姦淫したのは私です。怖い思いをさせ死なせてしまったのも私です。本当に申しわけありませんでした」としゃべり出した。ここがこの裁判のポイントだ。起訴内容は強姦致死と殺人で、最高刑は死刑だが、殺意がなく強姦と傷害致死と認定されると有期刑になる可能性が高い。

   リンゼイさんは強姦された後、半日以上も監禁状態に置かれ、逃げようとして大声を発したため市橋が首を絞めている。また、講習料を忘れたといって自宅へ戻ったとき、タクシー運転手に「5、6分待っていて」といって断られている。

   元検事の若狭勝弁護士は「裁判員裁判では判断が難しい部類に入る」という。司会の小倉智昭は「首を絞めたら死ぬとわかっていても、傷害致死になるの」と首をひねる。

   若狭「刃物の場合と違って、殺意を判断しにくい場合がある」

金曜(7月8日)リンゼイさんの父親が市橋質問

   笠井の席は被告のすぐ後ろだった。市橋は裁判長と向き合って座っていたため、傍聴席からは顔が見えなかったという。

「被告は弁護士の前に座ることが多いが、傍聴席から顔を見られないようにか、この位置を要望したのだそうです」

   小倉が、「そういうのは、要望できるものなの」

   若狭「できます」

   笠井アナ「3時間半の間まったく動かなので驚いた。あんな被告見たことがない。結束バンドの確認でうなずいたとき、傍聴席から『あ、動いた』と、 そんな感じだった」

   整形までして逃亡生活を続け、逮捕されたあとも、黙秘や断食をしたり、突然手記を発表したり…。そのつど話題にはなったが、わからないことも多い。

   6回の公判で、8日にはリンゼイさんの父・ウイリアムズさんが質問する。判決は21日だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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