昨年11月、自身の驕りから、泥酔からみ酒で手酷い暴行を受ける事態を招き、以来謹慎していた市川海老蔵が2日、9か月ぶりの舞台にたった――となれば、このモーニングバードでも大フィーチュアするのかと思いきや、わりと控えめな扱い。芸能リポーターのスタジオ出演もなし。どうもこの番組の構成はいまいち予想しづらい。
心配された「にらみ」
さて、そんな閑話はさておき、復帰初日にはファンがつめかけ、当日券は完売だったそうな。映像を見る限り、わりと一定の性別・年齢層の方々が非常に目立ったが、とにかく人気のほうは衰えなかったようである。
暴行によって、左目の充血、違和感などが生じ、「にらみ」ができなくなる心配があったことから、海老蔵の表情にはとくに注目が集まる。番組によれば、開演当初、海老蔵の左眉の動きが右眉にくらべて少なく見えた。が、その後、表情の動きが滑らかになったとのことで、どうやら杞憂だったらしい。
終演後には、「みなさん、やっぱり泣いてましたよ」「拍手がすごかった」「相変わらずきれい。ひさしぶりの舞台とは思えませんでした」「一回りも二回りも大きくなって帰ってきたところが、ただ者じゃない」など、大満足そうなファンの感想が聞かれた。
文
ボンド柳生