新潮・文春の「孫正義ソフトバンク社長批判」インパクト弱い
さて、先週の週刊新潮「西山英彦審議官の不倫」報道は、大きな話題を呼んだ。記者会見でも質問されたが、新聞で書いたところはほとんどなかった。そのまま居座るかと思われたが、やはり原子力安全・保安院のスポークスマンからはずされた。当然であろう。
その新潮と週刊文春が孫正義ソフトバンク社長批判の特集を巻頭でやっている。「脱原発の政商になる『孫正義ソフトバンク社長』の果てなき商魂」(新潮)「孫正義『強欲経営』の正体」(文春)
しかし、しばらく前に週刊現代がやった「いつ届く孫正義の『義援金100億円』」に比べるとインパクトは弱い。落ち目の菅直人首相に取り入り、太陽光発電事業に参入し、その先、「配電事業、つまり粗利が大きくて利益率が高い、電力の小売をやろうと思っているのでしょう。その先にITを使った送配電網、スマートグリッドといった分野への進出があるのでしょう」(文春)といわれるが、いまだに1兆円をはるかに超える負債を抱え、自転車操業ならぬF1操業をしていかなくてはならないのだから、常に新しい金儲けのネタに飛びついていくのは仕方ないと、私などは思ってしまうのだが。
だが、いつまでたってもインフラが増えず、つながりにくいソフトバンクの携帯電話は、早急に何とかしてほしいものだ。