昨日(2011年6月29日)、東京は最高気温35・1度の猛暑日だった。東京都心で6月に猛暑日を記録したのはこれまでに2度、きのうで3度目ということである。台東区では運動会に参加していた中高生16人が熱中症の症状を訴え病院に運ばれた。全国では20都府県で35度以上となり、4人が熱中症で死亡した。いよいよ猛暑の到来だ。「スッキリ!!」も熱中症の予防対策を取り上げた。
電気代は月10円
専門家によれば、睡眠不足が原因で熱中症にかかることが少なくない。睡眠が不足すると、自律神経失調状態になり水分の調整能力が低下、脱水症状を起こし熱中症に陥る。夏以外の平均睡眠時間は6・5時間なのに、夏の平均は5・8時間というアンケート結果もある。
寝苦しい夜の睡眠不足を少しでも解消できるようにと売り出されているのが「エアコンマット」。ベッドや布団に敷くメッシュのマットで、ファンが付いていて、背中の熱と湿気を逃がす仕組みになっている。実際、リポーターの大竹真が実験すると、このマットを敷いて45分間寝ころんだところ、使用しないときに比べて温度上昇が1・6度、湿度が17%低かった。
スタジオにも持ち込んで、司会の加藤浩次がさっそく寝ころんだ。
「通気性はいい感じ。寝汗が解消されるような感じがする」
電気代は月10円程度。値段はハーフサイズで9800円だそうだ。
寝る3時間前に辛くて熱いもの食べろ
こういう器具を使わない睡眠法もある。専門家は身体が冷えた感じになると寝つきが良くなるという。体温が下がると眠りを誘発するメラトニンというホルモンが多く出るからだ。寝る3時間前に辛いものや熱いものを食べる。すると、いったんは体温が上昇するが、その後に急に下がり、メラトニンが出て睡眠を誘うという。このほか、寝つけない時は寝床の中で3分間深呼吸すると、神経がリラックスして眠りやすくなる。
節電の夏、これからも金のかからない睡眠法や熱中症対策を紹介してほしい。