自民議員一本釣り―仕掛けた亀井静香の皮算用「1人足りない」

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   自民党参院議員の一本釣りを巡って、新聞が報じた2つの話題を「朝刊チェック」コーナーで取り上げた。

   「シャレにしてもこれはよくないね」と司会のみのもんた。毎日新聞が報じた民主党国対役員室に貼られた次のような落首だ。

   『感動した、菅どうした』『百害あって一利なし』『宰相不幸社会』

   今後の国会対策への影響が大きいにもかかわらず、仰天人事では全く蚊帳の外に置かれた国対の憤懣が噴出したのだろうが、「やり過ぎ」との批判からすぐに撤去されたという。

   東京新聞政治部次長の金井辰樹は「国対役員室は野党などいろいろなお客さんが来るところ。教室の黒板に先生の悪口を書いたという話ですから、いくらなんでも…」と眉をひそめる。

共産・社民も合わせて参院過半数狙い

   騒動の発端となった一本釣り人事を仕掛けた国民新党の亀井静香代表が29日(2011年6月)の記者会見で狙いを解説した。読売新聞が伝えるところによると、亀井はエネルギー特別措置法案は共産、社民両党の賛成が見込めると考えたらしい。その場合、参院の民主、国民新党の与党(109人)に共産(6人)、社民(4人)、与党系無所属(1人)を合わせると120人で、過半数まであと1人不足。その1人を埋める必要があったのが一本釣りだったという。

   「政治は数の世界」と豪語した亀井だが、早稲田大大学院教授の北川正恭によると「亀井さんの計算は時々狂うんですよ」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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