一民間企業で決められない大テーマ
ゲストコメンテーターとして出演した歌手の谷村新司が次のような指摘をした。
「個人株主の小さな意見が、大きな力で抑え込まれていく図式はもう見あきた感じがする。根本的なところの話合いが全然されていないまま、また続いて行くのかなという感じだ」
これを受けて司会のみのもんたも「こういうやり方をするしかないんでしょうか」と疑問を呈する。
週刊エコノミスト編集主幹の内野雅一「資本主義社会を続けていくのであれば、株式会社というものはこういう形でいかざるを得ない部分がありますが、今回のポイントは一民間企業だけでは決められない大きなテーマ。国民投票という声もあるほどで…」
元東京地検特捜部副部長の若狭勝も「これから国民全体で原発をどうするかという議論が巻き起こる最初のきっかけだと思う」という。
そうした国民の声をどう集約し、政治家が実現していくか。政治の現状をみるとなんとも頼りない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト