東電も民主も…「総会」テンヤワンヤの茶番劇

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   自民党からの一本釣りなど仰天人事を終えた菅首相は、28日(2011年6月)の民主党両院議員総会で脱原発解散をちらつかせ、批判を牽制した。

「一本釣りの餌は何ですか。ポストと金ではありませんか」
「これをやってしまったら自民党は聞く耳持たないんじゃないですか」

   総会ではこんな批判が相次いだが、菅は「エネルギー政策をどのような方向に持っていくのかは、多分、次期国政選挙でも最大の争点になるのではないかと思っております」と、しれっと解散・総選挙に触れた。噴出する退陣論をけん制する狙いなのだろう。言い終わった菅は、「逃げるのか」の怒声の中、公務を理由にそそくさと退席した。

菅首相に追い風

   スタジオではこの菅発言を東電の株主総会にからめ次のようなやり取りが…。

   内野雅一(週刊エコノミスト編集長)「東電の総会は4時過ぎに終わっている。両院議員総会は5時からで、菅さんは東電の総会を意識して発言していることがうかがえる」

   これに司会のみのもんた「9000人のなかで(脱原発の)怒号が渦巻いた。菅さんは追い風の一つに考えたのかもしれないですね、解散の。だいたい両院議員総会はワイワイやっているだけ。議員の数が多すぎる」

   こんな状態で国会はちゃんと回るのか、復興は進むのか……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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