JOY復帰―いまどき珍しくない「肺結核って病気知らない」

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   モデルのJOYさん(26)が結核から復帰し、きのう(2011年6月23日) 記者会見した。リポーターの「おかえりなさい」に「ただいま」と明るい笑顔。「入院で3、4キロ落とさせてもらって、痩せました」「モデル体型?」「かっこ良くいえばそうですけど、ただのガリガリですね」(笑い)

   昨年末から、頭痛、だるさなど風邪に似た症状があって、病院の検査で肺結核だとわかった。「何の病気だかわからなくて、『入院するよ』といわれて、『休めそうだ』ぐらいの感じだった」(爆笑)

   そうなのだ。彼は肺結核という病気を知らなかった。年齢からいってまあ当然かもしれないのだが、番組が「肺結核とはどんな病気なのでしょうか」というのでびっくりした。

不健康な生活で感染

   結核予防会(まだあるんだ)の先生がいう。

「一見、肺炎のような症状だが、セキが2週間以上出て、風邪薬をのんでも効かないときは結核を疑ってください」

   他に、急に体重が減ったりも要注意。

   結核はかつて日本を代表する病気だった。死亡原因でも常に上位にあって、ツベルクリン検査、BCGの接種は学校の年中行事だった。先頃、テレビドラマに登場した正岡子規をはじめ、結核で死んだ著名人も数多い。解説のナレーションが「放っておくと死に至ることもある恐ろしい病気です」なんて、まさに隔世の感とはこのこと。ペニシリン、ストレプトマイシンができる前はほとんど不治の病だったのだぞ。

   続いて、「免疫力の低い高齢者が発症しやすいが、最近は20~30代が増加」という。特効薬ができて、一般の栄養がよくなって、忘れられていたのだから、栄養が悪くて不健康な生活をしていればだれだっていつだってかかる可能性はある。

   結核予防会はJOYを「ストップ結核ボランティア大使」に「ビートたけしさんの2代目としてお願いできたらいいな」といっている。そう、PR効果のある有名人で結核にかかる人は少ないからね。

   司会の小倉智昭「20代も多いんですね」

   深澤真紀(コラムニスト)「大学でも増えていて、人にうつる病気ですから早く医者へいかないといけない」

   田中大貴アナ「夏風邪かなと思ったらご注意を」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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