「無駄通院」減らそう…広島・呉市が国保患者に指導

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医師会反発「言われる筋合いはない」

   医師は当然、猛反対。「レセプトだけ見て、そんなに治療しなくてもいいじゃないかなどと言われる筋合いはない。我々、医師としての治療の方針がありますから」(呉市医師会会長)

   国民健康保険に詳しいという医師で北海道大学名誉教授の前沢政次さんは、呉市のレセプトマイニングを「涙ぐましい努力」と評価するが、「無駄な医療」については「(市は)健診とか救急医療とかで、(医者に)お世話になっている立場なので、医療をああして、こうしてとは言いづらい」と指摘する。

   この世の中には、カネ(雀の涙)払ってやってんだろ、甘えんな、はやく原稿送れ、ああしろこうしろ――みたいな、カネ払う奴が一番お偉いことはめずらしくないのだが、医療の世界は幸か不幸か、まだまだ別世界のようだ。

ボンド柳生

   *NHKクローズアップ現代(2011年6月21日放送「『医療費のムダ』を減らせ~国民皆保険50年~」)

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