JR東日本の社長が昨日20日(2011年6月)、石原都知事に謝罪したという。JR東では、3月11日の震災当日、首都圏の鉄道の運転を終日止め、客に駅から外に出るよう促し、シャッターを降して「締め出し」たことで、混乱を招いていた。
他社はホーム開放や臨時電車
もっとも、こうした対応はマニュアル通りで、「混乱が生じる可能性」に配慮してのことだという。この震災では、マニュアルがなければ不備をなじられるが、マニュアル通りに行動しても讃えられるたケースはごく稀のようだ。
首都圏の私鉄にも同じようなマニュアルがあったが、現場の判断で、ホームを開放したり、臨時列車を走らせたところがあったそうな。
JR東は今後、区や都と協議しながら個別の駅ごとに対策を考えていくというが、謝罪の遅さもさることながら、対策も遅いと指摘がコメンテイターから出た。
「もう三ヵ月経って、こういう対策をしたということが聞きたいのに、これから自治体と協力してとか、曖昧なことを言ってるのは、とても気になりましたね」(吉原珠央・イメージコンサルタント)
文
ボンド柳生