リポーターの阿部祐二は水難事故に関心が強いのか、ため池に落ちた少年がペットボトルで助かった和歌山の事故(2011年6月7日放送)に続いて、今朝(2011年6月21日)はフェリーから瀬戸内海に転落して助かった中年男性(42)の事故を取り上げた。
溺れながらケータイで118番通報
6月18日、男性は高松から岡山県玉野市へ買い物に行くためフェリーに乗った。出港して25分ほどで船に酔い、吐き気が強まって船から身を乗り出したときに、足を滑らせて5メートル下の海に落ちてしまった。誰も気づかずフェリーはそのまま去って行った。
男性はカナヅチだったが、その後の行動は冷静で3つの幸運を呼んだ。1つはポケットにあった携帯電話が防水でないのに通じたこと。水面から顔だけ出して118番通報した。110番や119番は誰でも知っているが、118番は海の事件事故の緊急通報用の電話番号だ。最寄りの海上保安本部につながり、男性は必死で救助を要請した。
文
一ツ石