高速道路「東北エリア無料化」でさっそく詐欺

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   高速道路の「土日・祝日上限1000円」の割引制度と50区間で実施されていた高速道路無料化の社会実験が打ち切られ、東日本大震災の被災者支援を目的とした東北地方などの高速道路の無料化が始まった。ところが、新制度を悪用した詐欺がさっそく登場した。

被災証明書ネットオークション

   東北エリア無料通行は自治体が発行した被災証明書と本人確認のできる免許証、住民カードを提示すれば対象となる。区間は東北自動車道や常磐自動車道など20路線だ。

   この被災証明書がネットオークションで売買されようとしていた。事件を取材した森圭介アナウンサーは、「証明書が出品されていたのはヤフーオークションでした。現在、ページは削除されましたが、今後も似たような手口が続発する可能性が高いと考えられます」とレポート。

   元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は、「証明書の売買だけなら罪に問われない可能性もある。しかし、買った人がその証明書を使ったら詐欺罪に当たり懲役10年以下。また、使うために自分名義に書き換えたら公文書偽造罪と2つの罪に問われ、相当に重い量刑となる」

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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