通り過ぎるだけ…国会議員の被災地視察
このVTRが終わったスタジオではしばらく声がなかった。司会のみのもんたがやっと「辛いですよね」と口を開いた。
「こういう現状、与党だ、野党だといわないで現地に行っていろいろ案を出して下さいよ。地元は疲弊しきっている。国が動かないと…」
これを受けるように、東京新聞政治部次長の金井辰樹が「国会議員も現地に入っている人が多いんだけど、ちょっと瓦礫を見たあと、市役所に行って『市長、頑張れよ』。これで見てきたという人が多い。本当の姿見ていないんですよ」と話す。
復興の暁には、被災地の惨状と被災者の忍耐・努力が教科書にも事細かに語り継がれていくだろう。その時、後手に回った政府の対応、国会の体たらくも反省の意味を込めて語り継ぐ、そんな国に変えていきたい。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト