政権幹部から早く首相は辞めろの大合唱だ。その中心になっているのが仙谷官房副長官。12日(2011年6月)には「(第2次補正予算案の)肉付けするのは与野党の広い枠組みで共同作業としてやっていく。(首相辞任は)できるだけ早い時期がいい」と、首相を補佐する役のはずが積極的に菅おろしの発言。今や内閣分裂の様相に我慢できなかったのだろう、亀井静香・国民新党代表が吠えた。
「(辞める)腹を決めて震災対策をまっしぐらにやろうとしているときに、部下が介錯してやる、介錯してやると刀を振り回している。民主党は政権党としての状況にない」
民自連携で埋没を心配
政治アナリストの伊藤淳夫がゲスト出演し、「完璧なドタバタ劇ですね。首相はある程度実績を残して花道を飾りたいと思っているのではないでしょうかね」と解説する。
司会のみのもんた「亀井さんの思惑はなに?」
伊藤「2つある。若い世代からリーダーが出てくると外されるのかなという思いと、自民党とスムーズに政策協議ができるようになると国民新党の存在感が薄くなるという思いもある」
だからといって今さら菅延命というわけにはいかない。伊藤は「特例公債法案の成立が退陣の節目になるのでしょう」という。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト