夏休み22日間!15%節電で企業「ウチはこの手で達成」

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   企業が前年比15%の節電を求められるまであと17日。どんな節電対策が考えられているのか。巷にあふれる自販機を使う清涼飲料メーカー。日本コカコーラは33%の節電が可能という対策に取り組んでいる。秘策はスナゴケと人工芝を組み合わせた緑化シートを自販機の上に敷いた「コケで屋上緑化!」。日差しの当たる屋上部分の温度上昇を抑制し、冷却効率を上げることで消費電力を削減できるという。

   さらに、自販機の上にソーラパネルを設置し、蓄電によって夜間の照明用電力を補う仕組みも導入した。東電管内に25万台ある自販機を3グループに分け、時間をずらしながら冷却停止する組み合わせも導入するという。

秋冬の祝日、土曜出勤で振り替え

   長期休暇導入で節電対応する企業もある。三菱重工は夏季休暇を7月と8月の2回に分けて計22日間に延長、その分を9月以降の祝日勤務とした。

   東芝は秋冬の土曜出勤の代わりに、夏季休暇を最大3週間としている。富士重工業の自動車部門は10日間の予定だった夏季休暇を16日間に延長する。

「これいいアイデアだね。でも、3週間いないと忘れられちゃうんじゃない」(司会のみのもんた)
「自分の席がなくなっちゃうじゃないですかね」(TBS解説室長の杉尾秀哉)

   帝国データーバンクが行った節電についての企業アンケート調査(有効回答1万1111社)によると、実施すると答えた企業が71.4%に上った。節電対策の中身は、1位はエアコンの温度設定の見直し(94.2%)、2位は消費電力の少ない設備・製品の導入(32.0%)、3位は稼働・営業時間の短縮(13.7%)だった。

   さて、どんな夏がやって来るのか。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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