昨年ほどではないが、例年よりは暑いという夏本番がもうすぐやってくる。節電を強いられ、場合によっては計画停電も避けられないなかで、効果的な節電対策を「朝ズバッ!」が探した。
札幌の「雪冷房」
1つは、北海道・札幌発の「雪冷房」。札幌市内のモエレ沼公園にあるガラス張りピラミットの美術館では、8年前から雪冷房を導入している。新千歳空港でも昨年から導入しているという。
考案したのはNPO法人「雪氷環境プロジェクト」。倉庫に冬の間に降った雪3200立方メートルを貯蔵、溶け出た冷水を熱交換器に通して冷風に変え、室内を冷房する。まさに自然エネルギーの活用だ。
「東京でも使ってもらえば有難い」と小嶋英生理事長が売り込むが、問題は雪をどう確保するか。北海道から船で1トン運ぶのに3000円~1万円かかる。コストが電気代と折り合うのは1000円以下の輸送費というからすぐの実現はムリだ。
沖縄の「冷房達人」
もう1つは、沖縄で「冷房達人」と呼ばれる瑞慶覧長臣・空調コンサルタント。すぐできる節電はエアコン室外機に定期的に水掛し、中にたまった埃を落としてやること。格段に冷房機能が回復するという。
八塩圭子(学習院大特別客員教授)が「いろいろ節電の方法はあるんですね」と感心していると、司会のみのもんたが「八塩さんなら行水ですよ」。八塩が「行水する庭もない」と答えると、さらに食い下がり「ベランダでも」
たしかに、安く、手っ取り早い節電方法ではある。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト