「AKB総選挙」CD2000枚購入ファン「規模デカくなりすぎて冷めた」

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   「いやー、大変な盛り上がりで」と司会の羽鳥慎一。番組のトップを飾ったAKB第3回総選挙の話題である。

   スタジオのコメンテイター陣は「よくわかんない」(吉永みち子)などとあまり盛り上がってなかったが、番組によれば、いまや日本中が熱狂する社会現象である。AKBファンといえば、一定のステレオタイプが思い浮かぶかもしれないが、それはもう古い。老若男女、外国人、一家全員(しかし、それぞれ推しメンが異なる)などが熱狂しているのである。

「もう頑張っても僕らの影響力ない」

   とはいえ、「投票券付きCDを大量に買い込んだ男性」は、やはりいまなお定番である。部屋一杯に段ボール箱を積み上げた男性(声の出演のみ)は「仲間の分も含めて2000枚ぐらい買ってますね」と言う。ただし、その枚数や金額に熱狂度が比例するのかといえば、そうでもないらしい。

   「まあショージキ、毎年どんどん規模がデカくなって、ボクらがいくら頑張っても影響力がないんで、そのへんは冷めてますね」と男性。

   「そうですか。この枚数で冷めてるんですか」。失笑気味にたずねる取材者に、男性は「いや、もう冷めてます」とシリアスに答えていた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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