昨日8日(2011年6月)夜、菅首相が民主党の若手議員との会合を持ったという。一部報道では、懸命に延命を図るための一策ということになっているらしいが、番組は、首相が「清々した」と言ったらしい――など、むしろ早々に退任しそうな気配を伝えた。
それを受け、番組コメンテイター陣も「(菅首相は)悪いところばかりじゃなかったですよね」(立花胡桃)などと、一種の回想・追憶ムードである。
引きずり下ろし背後に反「反原発」
玉川徹は、菅でなければ実行できなかったかもしれないこととして、「浜岡原発の停止」と「発送電分離(の検討)」の2点を評価。「そういうことに反対する人たちが、(首相を)引きずり降ろしたがってるのかもしれない」と、首相が降ろされるのは「反原発」のせいかも疑惑を投げかけた。
そうした疑惑の真偽はともかく、わけのわからぬ政争・倒閣は、いまだ少なからぬコメンテイターにわだかまりを残しているようだ。「首相のどこがダメで、どういう人ならどう変わるのか、分析が――(ない)」と、赤江珠緒キャスター。立花は「首相が交代すれば上手くいく、みたいな流れがおかしい」と異議を唱え、玉川が「ありえないでしょ」と語気を強めた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト