宇宙飛行士・古川聡さん―しっかり者のできた奥様と無邪気な子ども

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   宇宙飛行士、古川聡さんの搭乗する宇宙船ソユーズが打ち上げに成功した。47歳、遅咲きの初搭乗――。長く宇宙飛行士としての訓練を積んできたが、スペースシャトル事故の影響などで機を逸してしまったという。それでも「自分でコントロールできないことは悩んでもしょうがない」と待ち続け、ついに夢を叶えた。

「パパが宇宙人になったんだ」

   ワイドにおいて、男の成功談には「育てた母親」か「支えた妻」が付き物であり、スタジオでは本人はもとより、お母様、オヤジ、オクサマなどを誉めるのが常套である。妻の恵子さんは、搭乗が決定したときを「満面の笑みだったので、声を掛けるというより、一緒に喜んだ。言葉は必要なかった」と、品の良い落ち着いた口調で振り返り、司会の羽鳥慎一が「やっぱりオクサマがしっかりされた方なんですねえ」と白々しく讃える。今回も例に違わない。

   ところで、幼稚園に通う夫妻の子供は、この事態にそう落ち着いていられなかったようで、「パパが宇宙人になったんだ」と友だちに触れ回ったという。「違うんだよ。パパは宇宙飛行士になったんだよ」と教えると、今度は「宇宙飛行機になった」と勘違いしたという。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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