死亡届「遺族欄」「医師欄」とも自分で記入
問題はその後の措置だ。友広は自分で死亡届を書いて提出、火葬許可書を受け取り、2日後に火葬した。「スッキリ!!」はここにカラクリがあったとみる。死亡届は左の欄は遺族、右の欄は医師が記入することになっている。友広は遺族として左の欄を、医師として右の欄を記入、病死として提出して疑いを受けることなく手続きを済ませることができた。
司会の加藤浩次が精神科医の香山リカに聞く。
「医者の身内が亡くなった場合も、医者は自分で死亡診断書を書けるということですか。」
香山「そうです。私も身内が亡くなったことがあった。私は書かなかったけど、書いたとしても問題はない。医師が善意で書くことが前提となっている」
そこが悪用されたということか。
キャスターのテリー伊藤「刑事コロンボに似たような事件があったよね」
友広は跡取りとしてハツヱさんと養子縁組したが、「理事長は病院経営にうるさく、病院が自分のものにならなかった」と動機を語っているという。「死因が不審」との情報が寄せられ警察が捜査していた。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト