大震災で変わった「幸せの基準」-新しい幸福度なにで測るか?

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自分はこれをやりたいからやるという幸せ

   糸井「考えて見ると、これまでの日本人の幸福度は、相互不信がそのベースにあったのではないだろうか。お前がそこまでやるなら俺はそれ以上にという。これからは何が幸せかを考えるプロセスが大事。何をやっても、自分はこれをやりたいからやるという動機の強さ。そして、やり遂げたときの周囲からの『良かったね』の一言に幸せを感じる時代が来ると思う」

   多くを所有することによる満足感、出世達成感、多消費などが、大地震・大津波の前には何の意味も力もないことをまざまざと見せつけた東日本大震災。被災地ではなかった首都圏でも、3月11日に感じた不安と家族・友人への思い、自分の頼りなさとそれに向き合う事の大切さ。日本は間違いなく少しずつ変わりはじめた。

NHKクローズアップ現代(2011年6月2日放送「幸せのモノサシ~指標づくりの模索~」)

ナオジン

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