夏の節電キャンペーンを受けてサマータイムを導入する企業が出始めているが、サマータイムを当て込んだ商売も続々登場している。狙うはサラリーマンのアフター4だ。
家族向け、女性向けの「アフター4」も登場
東京・八重洲の居酒屋では開店を1時間早めて午後4時にした。午後5時半には早くもサラリーマングループがテーブルを囲んで「カンパイ」。午後4時から6時までに入店すると生ビール、サワー、ハイボールが通常の半額という居酒屋もある。
ホテルも黙っちゃいない。箱根の有名ホテルは今夏限定の「アフター4スティプラン」を企画した。平日宿泊の客は通常2万4300円(1人1泊室料のみ) のツインルームが2食付で1万6500円、金曜日夜にチェックインすればさらに1000円割り引くという。日頃忙しくて勉強できないという人のために、英会話教室の「Gaba」は入会金半額、レッスン料も割安な「夏の短期集中プラン」を設けた。
流通ジャーナリストの金子哲雄は「今後、家族向けや女性向けのアフター4プランが増えてくるでしょう」と予測しているが、これではサマータイム導入が節電のためというより、夜遊びのためになりかねない。
キャスターのテリー伊藤「うちは6時までとか、8時とかも出てきて、こういうのは国が動かないとダメですよ」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト