4月30日に念願の双子ちゃんを出産して幸せの絶頂だった歌手のマライア・キャリーが、とんだ冷や水を浴びせられた。産院でビールを飲んだり、ドラッグをやっていたと何者かに通報され、乳児に対する過失の嫌疑を掛けられてしまったのだ。事情聴取されて、無事、嫌疑の方は晴れたようで一安心。
とんでもない誤解で一件落着
マライアが飲んでいたとされたのはギネスで、ダークビールは母乳の出を良くすると病院の看護師から指導されたらしい。実際、ビール酵母が母乳の出を良くすることは知られており、本当に口にしたのかどうかは定かではないものの、マライアが赤ん坊誕生でハイになり、病院で酒盛りをしていたとかいうことではなかったようだ。ドラッグの方はただの鎮静剤だった。いや~セレブって、壁に耳ありで大変ですね。
何かとお騒がせなマライアだが、こと子供に関しては、母としてかなり真面目に入れ込んでいるのが分かる。不妊治療の末の妊娠だっただけに、お腹がかなり目立ち始めても、かたくなに妊娠の事実を公表せず、何としてでも無事に子供を生みたいという女心が伝わって来た。先頃、米誌で妊婦ヌードを披露したのも、生まれて来る双子ちゃんに記念として残したかったからだとか。
子供を産んだ女はとにかくパワーアップする。とくに10歳以上若い夫の存在と出産は、過去の女性セレブたちの例から見ても最強の組み合わせ。これまでのさまざまなスキャンダルも何のその。現在、マライアは仕事復帰を楽しみに、精神的にも充実しているようだ。
(Noriko FUJIMOTO 翻訳家、エンタメ・ライター)