「広島・被爆者慰霊大仏」半世紀ぶり発見!奈良のお寺「うちの仏様や」

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   広島の被爆者慰霊のためにつくられたが、半世紀も前に広島から消えていた高さ4メートルに近い大仏が奈良で見つかり、きのう(2011年5月30日) 本物と判明した。資料を見ていた寺の住職が「うちの仏様や!」とウソみたいなお話。

1955年以降行方わからず

   この寺は奈良・安堵町の極楽寺で、仏様はご本尊の阿弥陀如来坐像。見つかったのはまさに偶然で、住職の田中全義さんが「広島の記録」という本を見ていたら、「広島大仏」の写真があった。それが「うちの仏様」とそっくりなので専門家に見てもらったところ、頭部や衣装の形状から同一のものとわかったという。田中さんも「びっくりしました」

   かつてあったという広島・光禅寺に聞いてみると、いまの住職は「私が7、8歳のころ大きな仏様があったのを覚えております」という。しかし、「どこかへ持って行かれたんじゃないかと」思っていた。仏様は1949年に作られ、はじめは唯信寺、50年に西蓮寺、55年には光禅寺にあったことはわかっているが、以後は不明だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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