「内閣不信任案」今週にも提出―永田町「震災も原発も知ったことか」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

否決前提に与野党で政局ごっこ

   そこで登場したのが時事通信社解説委員の田﨑史郎。

   みの「この時期、こういう政局がらみの動きをせざるをえないのはなぜですか」

   田﨑「いろんな考えがありますが、僕はやらざるを得ない局面に来ていると思う。菅さんがもうちょっといろんな人に配慮したり、野党に対してじっくり説得したりすればいいんですが。
   菅さんが原因となって政治が動かなくなっている要素はかなり大きいんです。政策の問題もあるが、政治を動かすのは政治家同士の信頼関係。菅さんにはそれがない。震災対策もうまくいっていない」

   みの「今の難局を乗り越えてから議論してもいいのでは」

   田﨑「そこは判断が分かれるところで、いま急流にいるのだから馬を乗り換えるべきでないという意見と、いや、いったん乗り換えて新しい人にという意見もある」

   みの、田﨑に歩み寄りながら「あのう、誰か名前を上げてくれませんか」

   田﨑、驚いたようにむせながら、「僕は苦しいんですが、自民党の谷垣禎一総裁を民主、公明が支えるほうが政治全体が動いていくのではないかと思います」

   これに対し、杉尾は「僕は馬を乗り換えるなという意見です。政治が動かないのは菅さんだけの責任なのか」と反論する。三屋も「国難というこの時期、本当の意味での呉越同舟はできないのですか」と納得していない。

   「とにかく菅さんはだめ」といった政治家同士の人間関係が政策に優先するのか、永田町の論理と思惑はなかなか理解できない口ぶりだった。

   ちなみに、田﨑は内閣不信任案が提出されても民主党からの造反は30人~40人で否決されるとみている。みんな否決されるのを見越して、安心して拳を振り上げたり脱党ごっこをやっているのではないか。菅首相はダメかもしれないが、このありさまでは他のだれでも同じだろう。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト