いかにも紳士だった児玉清「生涯の50冊」
俳優で無類の本読みの児玉清さんが亡くなった。私も以前、2時間ほど対談をしたことがある。紳士というのはこういう人をいうのだ。
文春の「児玉清 生涯で本当に愛した『黄金の50冊』」が興味深い。藤沢周平「蝉しぐれ」から、南條範夫「駿河城御前試合」、徳田秋声「縮図」、ディック・フランシス「再起」、アーサー・ヘイリー「殺人課刑事」、ギャビン・ライアル「もっとも危険なゲーム」などが並んでいる。
児玉さんはおもしろい本が好きだったし、それを見つける目を持った人だった。まだ読んでいない本が何冊かある。読みながら児玉さんを偲んでみよう。
蛇足だが、文春の「原色美女図鑑」綾瀬はるかがセクシーでいいよ。
元木昌彦