すし学校に留学生急増「握り覚えれば国で金持ちになれる」

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   海外ですしの人気が沸騰しているなかで、すし職人を目指して日本で学ぼうとやってくる外国人が増えている。「ヨーロッパのすし店で働きたくて学びに来た」(ルーマニア人)、「すしの技術があるとお金持ちになれるだろうから」(ニュージーランド人)というのだが……。

受講料85万円、週5日2か月

   東京・新宿にあるすし職人養成学校「東京すしアカデミー」。

   2002年に開校されたこの学校は、これまで28か国、約120人の外国人が卒業している。学ぶのは江戸前のすしで、学費は85万円。週5日間の授業で2か月間学び、最終試験に合格すると修了証をもらえる。

   この日の授業には日本人6人のほか、スウェーデン、ルーマニア、台湾、中国など7か国7人の外国人が受講していた。まず、この道20年のすし職人がシャリの作り方を説明し、通訳が英語に直す。続いてマグロのさばき方。留学生たちは和包丁に手こずっていたが、見事に使いこなしていたのはニュージーランドのクロイドン・コールさん(38)。さすがに現役シェフだそうで、アジも3枚にきれいにおろした。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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