樹木希林が内田裕也見捨てられない「出会った責任」
最後は、ストーカー容疑で逮捕されたロックンローラー内田裕也(71)について、妻の樹木希林(68)が語った新潮の「私の肋骨、折られて、包丁だって欠けた」。この夫婦のことは幾度となく取り上げられてきた。女はつくる、暴力は振るう、カネは入れないと三拍子も四拍子も備えた愚かな亭主となぜ別れないのか不思議だが、このインタビューはその理由の一端を明かしてくれている。今回の事件を知らされても微動だにしない樹木だが、見捨てない理由をこう語る。
「それでも、私が見放すことはないわね。出会った責任というのがあるんです。自分が内田さんと出会って、ましてや子どもまでいる。内田さんはヤワな部分と強靱な部分のバランスが悪い。私はそれをひっくるめて分かるから、今のようにしているのかな。最期まで見届けなければいけないと思いますよ。どっちが先に死ぬかは分かりませんが」
若い頃は内田の暴力で、肋骨を折られたり、包丁も何本も刃が欠けたという。だが内田ばかりが悪いというのではないと話す。
「私もそういう危ない部分を持っているの。だから、喧嘩も収まらないわけです。私と内田さんは背中合わせでそっくりなんです」
別居生活は長くなるが、月に1度は会って外で食事をするそうだ。男と女は不可解といってしまえばそれまでだが、樹木は内田にホレ抜いているようだ。
今度、会ったらこういってやるそうだ。「大変でしたね」とだけ。