福島作業員から匿名電話「毎日数名、救急車で運ばれてる」

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   「作業員の方の話を聞くと、熱中症患者は、一人だけじゃないんですね。」と、司会の小倉智昭が呆れ顔で吐き捨て、東電またもや情報隠しか――といった怒りのムードがスタジオに立ちこめた。

   東京電力は昨日19日(2011年5月)、作業員数人が福島第一原発2号機の原子炉建屋内に、十数分間、立ち入り調査したことを公表した。なかは高温多湿で、放射線を防ぐための重装備も必要だ。そのなかで、作業員一人が熱中症気味になり、医務室で点滴を受けたという。

「高温多湿との戦い」

   原発作業と暑さの問題はつとに指摘されてきたところだが、番組が取材したところでは、福島原発ですでに熱中症が多発しているという。冒頭のオグラのコメントは、この告発を受けてのものである。証言者は、以前原発で作業し、2週間後にふたたび現場に戻る予定だという匿名・電話の作業員だ。

「いま現在でも、毎日数名ぐらいずつ、熱中症の患者が出ていて、それが救急車で運ばれている状態なんで。そのへんも、ほとんど発表されてないと思うんですけど」

   また、この作業員は「これからはもっと劣悪な環境で、高温多湿という敵と戦わなければいけない」と不安を口にし、「(東電から)全然、情報が開示されず、後出しジャンケンのように、なにが出てくるか」も心配であり、「招集かかっても、かなりの人数が行きたくないと思っている」などと語った。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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