東京電力は3月11日(2011年)の大地震で、福島第一原子力発電所が津波に襲われた直後の様子を撮影した写真を昨日(5月19日)公開した。写真は全部で17枚。撮影者は東電社員と協力会社の社員2人で、高台から撮っていた。
沖合の堤防も木っ端みじん
津波が福島第一原発を襲ったのは午後3時40分頃。まず、沖合の1つめの堤防を軽々乗り越え、さらに2つめの堤防を破壊しながら発電所に迫る。施設の足元に流れ込んできたなと思う間もなく、1分後には水煙を上げながら原子炉建屋や圧力抑制用水タンク、2基の重油タンクなどを飲み込み、集中廃棄物処理施設の主建屋も流された。いったん水が引くと、ぺっちゃんこになった車がタンクの脇に逆さまになって引っかかっていた。
与良正男(毎日新聞論説委員)「これらの写真からも、今回の津波がどれだけ強力な破壊力を持っていたのかがよく分かる。地震大国・日本に住んでいる以上、原発問題も含めて、より強力な津波対策が必要だ」
司会のみのもんた「地震と津波は自然災害。今の最新科学を駆使しても、予測は難しい。イザというときに備えて様々な対策が必要だ。もう、想定外というセリフは聞きたくない」
そもそも、自然を相手に人間が何かを想定できると思うところの傲慢さがある。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト