「舞鶴・女高生殺害に無期」裁判員裁判だったら判決違った!?

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被告の印象で「無罪か死刑」

   弁護士の本村健太郎も次のような疑問を呈した。

「疑わしきは被告の利益という刑事裁判の鉄則からすると疑問のある判決で、無罪なってもおかしくないケース。目撃証言も被告に似た男が若い女と歩いているのを見たというだけの証言だし、防犯カメラの映像も非常に不鮮明で誰か見分けがつかない。
   今回の裁判は裁判員制度が導入される直前に起訴された。検察寄りの判断をしてしまう傾向があるといわれる職業裁判官3人により行われた裁判で、もし裁判員裁判だったら違う結果になっていただろう」

   本村の疑問にキャスターのテリー伊藤が、「過去にこの被告は女性に関した犯歴があった。裁判員には『またか!』と心の中で思う人もいるんで、本村さんが言っていたような答えが出るとは限らない」と反論する。反論の趣旨がよく分からないが、テリー自身にかつてそんな先入観を持った記憶があったのかも…。「またか!」という印象を強く持った裁判員が多ければ、逆に求刑通りの死刑判決のなることもあり得るわけだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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