日本PTA全国協議会は5月16日(2011年)、恒例の保護者が「子供に見せたくない番組」「見せたい番組」の平成22年度版を発表した。見せたくない1位は8年連続の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)で、2位は「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日系)、3位「めちゃ×2イケてるッ」(フジテレビ系)、4位「志村けんのバカ殿様」(フジテレビ系)だった。これは昨年とまったく同じランキングで、PTA側から見ると「札付き番組」ということになるのだろう。
見せたくない理由としては、「内容がバカバカしい」「言葉が乱暴」「常識やモラルを逸脱」「エッチである」などで、子供が真似したら困るというのが、親たちの心配らしい。
一方、見せたい番組は、1位「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)、2位「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日系)、3位「龍馬伝」(NHK)、4位「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」(NHK)。龍馬伝も歴史を学ぶということなら、さすがにお勉強系ばかりである。
しかし、子供にしてみれば、テレビでまでお勉強ではたまったものじゃない。親が見せたくない番組ほど、子供は面白いし見たい。いやいや、見せたくない番組を親がこれほど詳しいというのは、実は親が見ている番組ということじゃないのかな。(テレビウォッチ編集部)