女たちのファイトがこれまた凄い
映画の見所は迫力のボクシングシーンや兄弟の絆なのだが、いち押しは女たちの存在だろう。父親が違っていたりするミッキーの姉妹たち、常に超ミニスカートの母親(メリッサ・レオ)、そしてミッキーの彼女シャーリーン(エイミー・アダムス)。みんな気の強いこと強いこと。
姉妹たちがバーで働くシャーリーンを「大学出の生意気なMTV女」とののしると、シャーリーンはたった一人でためらわず殴りかかろ。母親も怒ると旦那になんでも投げる。皿から大きな鍋まで容赦なく投げつけて、逆に笑いさえ起こってしまう。
この映画のタイトルが「ボクサー」ではなく「ファイター」なのは、みんな何かと戦って生きていて、それが人生というものだと、そんな意味がこめられている気がする。
おススメ度☆☆☆
PEKO