大震災から2か月が経って、さすがに日用品の不足は大方解消されているが、それでもなお女性の必需品が不足しているらしい。なんとブラジャーが足らないのだという。
震災直後、最も緊急とされたものの中に女性の下着はあった。政府もメーカーに対して緊急に供給するよう要請したが、下着の中には当然ブラジャーも含まれていたが、問題がひとつあった。サイズだ。細分化されているので、全員に合うというものはない。トリンフ・インターナショナル・ジャパンは直接、被災地に不足しているショーツ、ブラジャーのサイズを聞いて送っていた。いわば「受注支援」だ。
それでもなお不足で、しかも2か月も経ってまだというのは、被災地からメーカーに届く支援要請には「下着」とあるばかりで、「ブラジャー」と書いてないからだという。ブラジャーとは書きにくいらしい。
避難所のリーダーはだいたい男性
赤江珠緒キャスター「はじめ下着がないと聞いてパンツのことだと思ったが、下着というとブラは含まれない?」
レポートした小松靖アナも「そのようですね」と頼りない返事。
宇治原史規(お笑いタレント)「避難所のリーダーはだいたい男だからそうなる」
東ちづる(女優)「物資を送るとき、仕分けをしていてブラジャーはアンダーだ、トップだとあまりにもサイズがあって、どうするんだろうと最初のころから実は思ってたんですよ」
宇治原「阪神(大震災)のときに、物資をやたら送ってもいかんということを学んだが、これを機に避難所を作る時は、リーダーを男と女1人づつにするとか」
東「1人1人のニーズですよ」
赤江「夏場になるともっと必要になりますからね」
司会の羽鳥慎一「対策はどうするんですか。いろんなサイズを送る?」
小松「これまでにも数千枚の肌着ブラジャーを送っているというので、これからも…」とムニャムニャ。女性にはたしかに深刻。プライバシーを守りにくい避難所生活ではなおさらだろう。関係者の見えない苦労がこんなところにもある。