焼き肉・生肉-規制強化すべきか、やり過ぎは「食べるものなくなる」か

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   焼肉チェーンで食事をした客100人以上が食中毒になり、4人が死亡したニュースは、とくダネ!で連日のように大きく報じられている。

   スタジオでは、進行役の笠井信輔アナが毎度のように、危険なナマ肉提供を放置してきた国の怠慢を暗に責め、安全基準などを強化、強制する動きは遅すぎた――と言わんばかり。一方、番組司会の小倉智昭は慎重な態度が際立っている。「これで規制が強まりますよね。なにかあるたびに、どんどん規制を広げていったら、そのうち食べるものがなくなってしまうんじゃないか」とオグラ。

おだんご屋でO-157

   皮肉なモノで、少し前を顧みると、日本は官が民に口を出しすぎ、規制しすぎでイカンので、とにかく経済活動はできるかぎり自由にやらせ、企業にカネもうけさせれば、その効果(おこぼれ)でみんなハッピー――みたいな空論が猛威をふるっていた。そのブームはすっかり去ってしまったが、オグラはいまでも焼肉に「規制緩和」の神話を適用したいようである。

   「山形のおだんご屋でも、O157の食中毒がでた。でも、おだんごや柏餅はダメですよって、蓮舫大臣が言えるかっていうと、言えないんでしょ」。食中毒は焼肉ばかりではない、とでも言いたげなオグラである。

   なお、この件に関するオグラの言動が、まるで焼肉業界のスポークスマンかロビーストのようだと一部で話題だそうな。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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