菅首相が浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転を停止するよう、中部電力に要請。東海地震の発生が高い確率で「想定」されているためだというが、番組によれば「原発の町」には波紋が広がり、困惑も見られるという。
市歳入4割、飲食客6割、雇用1200人が原発関連
番組が御前崎市を取材したところ、山間に突如として巨大なウォータースライダー付の市民プールが出現。「こんな場所にこれがあるんですねえ」と岸本哲也リポーターが驚くこのプールのほか、総合運動場など、原発のある自治体に配られる交付金「電源立地交付金」を基につくられた施設があるという。
市民の1200人が原発関連企業で働き、市の財源のうち、原発関連の歳入は4割超。「もし今後停止が続いたら、雇用がどうなるのか」と話す市民もいた。
原発周辺の飲食店などは不安を隠せない。「6割ぐらいが原発関係の会社のお客さん。商売やってる身としては辛い」と飲食店店長。居酒屋店長は「僕らはそれで生活させてもらってるからね。ちょっと大変な問題」と原発頼みの生活を打ち明けた。
文
ボンド柳生