焼肉店経営はるな愛「衛生講習で居眠りしている人いた」

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   焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」で起きているO- 111 大腸菌による集団食中毒事件。やはりユッケを食べた富山県の70歳の女性が5日(2011年5月)に亡くなった。死者は4人となったが、どこで菌が付着したかは依然ナゾのまま。ところが、スタジオのコメンテーターたちの発言はチェーン店に原因があるかのようでこれも釈然としない。

菌付着は店か卸業者か

   富山県で亡くなった70歳の女性は、このチェーン店で同じくユッケを食べて4日に亡くなった43歳の女性の家族だった。2人は誕生日の祝いに、孫の17歳の女性と13歳の男児4人でこのチェーン店に行きユッケを食べたという。

   富山県では6歳の男児を含め死者は3人、重症21人、福井県は死者が男児1人、10代の女性1人が重症、神奈川県でも10代の女性が重症で入院中だ。

   いずれも「焼肉酒家えびす」のチェーン店だが、富山県が店舗を立ち入り検査したところ、調理具や残っていた肉からは菌は検出されなかった。

   では、どこで菌が付着したのか。3県の店舗に直接納入していたのは東京・板橋の食肉卸売業者だが、日本食品衛生協会の高谷幸常務理事は次のように言う。

「今回のケースは、チェーン店のあちこちで感染者が出ている。ということは、飲食店で感染が起きたというよりも肉本体がすでに卸業者のところで汚染されていたのではないか」

   チェーン店を営むフーズ・フォーラス(本社・金沢市)の勘坂康弘社長が4人目の死者が出た5日夕、報道陣を前に路上に土下座して謝罪したが、ひょっとしたら、この社長もある意味で被害者なのかも??

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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