長谷川博己の「鈴木先生」魅力的なのにテーマ奇をてらいすぎ

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「中2が小4をレイプ」こんな決着ってありかな

   それだけに初回のテーマがイマイチだった。家庭科室のクッションを誰かがバタフライナイフで切り裂いたまでは良かった。しかし、中2の男子が小4の女の子をレイプしたというのはどうなんだろう。結局、レイプでなく合意のもとであったという事実も、娘の貞操を奪われたと激怒する母親を「同じ教育者なのだから冷静に」となだめる鈴木先生も、胸に何かつかえるような違和感がある。

   少年は「秘密を守れなかったのが罪。相手の子の精神年齢も高いと思って行動した自分の精神年齢の低さをわかっていなかったことが罪」と自分の非を認めることで問題は決着。冷静に導き出された答えだし、デタラメなことは言っていない。むしろ正論といえば正論。でも親としてはこれじゃ納得できないでしょう。

   ありえないことではないかもしれないけど、せっかく他の先生とは違う視点を持っているのだし、設定や演出、キャストの演技も良いのだからわざわざ過激なテーマを扱わずに盛り上げてほしかった。(てらっち)

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