テレビ朝日系の朝のワイドショーが「スーパーモーニング」から、日本テレビの人気アナ・羽鳥慎一を引き抜き起用した「モーニングバード」に衣替えして5月4日(2011年)で1か月。平均視聴率6%前後をキープして、まずまずの「羽鳥効果」といえそうだ。
視聴率4~5%で低迷していたスパモニから、4月4日の1回目放送で7・5%と同じ時間帯の他局の朝ワイドを抜いて、一気に民放トップに躍り出たモニバド、さすがにその後は5~6%台となっているが、底上げになったことは間違いない。
「朝の時間帯は視聴習慣が強いから、視聴率を1%上げるのは大変なことなんですよ。スパモニに比べて1~2%アップしているのだからおおいにほめられていい。とくに、この1か月は大震災のニュースがほとんどで、羽鳥の奥様向けソフト路線を発揮するチャンスが少なかったのに、良く健闘してますよ。世の中が落ち着いて、奥様路線が浸透していけば、まだ伸びしろはあるんじゃないですか」(民放ワイドショー担当プロデューサー)
当面、平均視聴率7%のフジテレビ系「とくダネ!」といい勝負に持って行くのが目標だろう。(テレビウォッチ編集部)