福島県の市長たちが文部科学大臣に「校庭の土壌撤去に関する基準」を定めるように要望しているが、除去した土壌を埋設する予定地周辺の住民から抗議の声が相次ぎ、校庭の放射能汚染土壌削減は行き詰まっている。
危険にさらされる子ども
「日本の専門機関や研究者が正確な情報発信を積極的に行わず、反対に国際社会からの警告を打ち消す行動をとっているように思われている。
崎山比早子(放射線医師)はこう話す。
放射線は遺伝子を傷をつけ、それががんへの一歩だってことはどの教科書にも書いてある」
崎山によれば、放射線検査が発がんに影響する割合は、イギリス0.6%、アメリカ0.9%に対し、CT装置が多い日本は4・4%。放射線検査が原因でがんになる人が年間で約1万人近くになるという。
司会のみのもんた「目に見えないし、においも分からない放射能。さらに、今回の原発事故で子供たちまで危険にさらされて、こんなことが許されるのか本当に校庭の土を数センチ削っただけで大丈夫なのか」
ではどうすればいいのかが分からないまま番組は終わってしまった。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト