ゴールデンウィーク目前のこの時期、例年ならば穴場情報やまだ間に合うお得なツアーなどが取り上げられるのが慣例だが、今年は東北応援ツアーや被災地へのボランティアツアーなどが紹介され、震災一色のGW直前となった。
カネを使うより「守り」の心理
番組が取材した関東の人気観光地、箱根は観光客がまばらで、地元では「被災地もみなさんも大変だが、わたしたちの生活も大変です」と悲鳴を上げているという。
遠出する気にならない、出歩くよりも、カネを使うよりも「守り」を固めたいという心理は経済を収縮させ、震災不況に拍車をかけるだろう。司会の小倉智昭は「観光地、このまま行ったら大変なことになりますよ」と危機感を表明した。
北関東に暮らし、福島に親戚もいるというコメンテイターの高木美保は「(東北に)みなさんの笑顔を届けてほしい」と言い、「修学旅行なども自粛されずに。日光など地盤もちゃんとしていますから、大丈夫だと思います」とアピール。
最近、安全上の懸念から東北・関東方面への修学旅行などを忌避する動きがあると報道されている。そうしたことを受けた発言と見られ、オグラも「修学旅行なんか、やめちゃいけないよ!」と強く同意した。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト