鈴木おさむお手並み拝見
これから超高齢出産をめぐる泣き笑いが始まるわけだが、ほかの子供たちもそれぞれ問題を抱えている。目の出ないデザイナーの長男・太一(大倉忠義)は、ある日、実の父親と名乗る男から自分が特別養子縁組(実の親との関係を絶つ養子縁組)による養子であることを知らされる。子供が4人とはどうも多すぎると思ったら養子だったのね。
また、いいかげんな生活を送っている大学生の次男・浩二(中島健人)は幼時に患った白血病が再発しているらしい。さらに、成績優秀な高校生の次女・美子(竹富聖花)はどうやら学校でいじめにあっているようだ。父亡き後のパン屋の経営も火の車だし。
お腹の中の赤ちゃんを中心に家族がまとまり、ハッピーエンドになるのはわかっているけど、こんなに目一杯風呂敷を広げちゃって大丈夫? 脚本(鈴木おさむ)のお手並み拝見というところだね。
文
カモノ・ハシ