昨日午後(2011年4月25日)、千葉と茨城で竜巻と見られる突風が吹き荒れ、被害が相次いだ。現地で取材に当たったという気象予報士の天達武史によると、駐車場のクルマ同士が回転しながらぶつかっていたという証言、地鳴りのような音が聞こえていてたという証言、竜巻の痕跡が一直線上にあるなどの点が、竜巻の特徴と合致しているため、竜巻現象と考えられるという。
クルマ横転、工場屋根やプレハブ吹っ飛ぶ
「雨がバーッと降ってきて、そしたら向こうの森の方から黒い煙がゴーッと上がって――」と目撃者。一般に映画などで見る竜巻、トルネードは白い渦が多いような気がするが、今回の竜巻は「黒」「茶色」かったそうであり、視聴者映像を見ても、たしかに黒い煙のように見える。なぜ色が黒いのかのメカニズムは、番組では説明がなかった。土などが舞い上がっているせいだろうか。
竜巻の威力はすさまじく、クルマが横転し、ホームセンターの仮設トイレも飛ばされ、自動車工場の屋根は50m近く吹き飛ばされた。プレハブの建物が電柱の頂上に引っかかるほど舞い上がった。ただ幸いなことに怪我人はいなかったそうだ。
文
ボンド柳生