お笑い芸人の品川祐と放送作家の鈴木おさむは、ともに1972年生まれの同い年だ。2人は4月20日(2011年)のブログで、互いに対する同じ年としての「嫉妬」の思いを綴っている。
先にブログを更新したのは品川だ。冒頭の「僕は昔、鈴木おさむさんが、あまり好きではありませんでした。『大嫌い』ではないのですが、『好き』ではなかった」という表現が妙にリアル。その理由を長々と語った。
「同い年なのに自分より金があって、成功していて、なんかモデルと付き合ってたとかきいたことあるし、そのくせ『品川庄司のライブって面白いよね』とか言えちゃう余裕!」
と、当時、嫉妬に燃えていたことを告白、でもいまは「醜くて小さい人間」だったと反省している。今では鈴木のことが好きだという品川は、「99%好きで、残りの1%は好きになりきれない」と続ける。
「同い年の人が面白いものを作った。これは感動、感心すると同時に嫉妬する」と1%の解説。
すぐ鈴木おさむのブログが返ってきた。
「今日の品川のブログ、嬉しいこと書いてくれやがってます」
もともと同じ歳の人を何となく特別視しているという鈴木は、「言葉じゃなくて作品で僕を焦らせやがる」とやはりライバル意識ぎらぎらだ。
「この嫉妬が僕のエネルギーになる」という品川の言葉に、鈴木も思わず頷いたはず。