錦戸亮と水川あさみー捨て犬が家族となってこの夫婦どう変わるか

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<犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~(テレビ朝日系金曜よる11時15分)>今回の震災でペットと離れ離れになった人もいる。消息不明になったペットを探すサービスやボランティアもある。避難所にペットと一緒にはいられないとうことで、よそに預けたり里親に出したりもあるも。避難指示の出た原発20km圏内では、連れていけなかったペットが野生化しているという話も聞いた。

   ペットを飼っていない人からすれば、「こんなときにペットのことなんて」と思われるかもしれないが、実家で犬を飼っているが、ペットは家族の大切な一員なのだ。震災で取り残されて悲しいのはペットばかりではなく、犬や猫といった家族を失った飼い主も心に深い傷を負っているのである。

殺処分される運命だった子犬のおかげで…

   ドラマは本郷家の6歳の長女・眞子(久家心)がスーパーの前で、動物愛護センターの車に乗せられたポメラニアンの子犬(スカイツリー)を追いかけて救おうとするところから始まる。動物愛護センターでは、ポメラニアンを引き取ろうとする眞子に、獣医の奈良橋(杉本哲太)が「この子だけ助かればいいのか」と問う。

   一方、父の勇次(錦戸亮)は世話になった上司・窪田(泉谷しげる)へリストラを勧告しなければいけない立場にいる。直属の上司にリストラを回避できないかと直訴するが、「じゃあ、お前はリストラをされる人たち全員面倒見るのか。この人だけ助かればいいのか」と言われる。父と娘、同じような状況に立たされるこの設定、とてもひきつけられるものがある。

   何より、水川あさみの演じる『元気でしっかり者の母』がはまっていて見所である。「小学校3年生で12点ってどういうことだ!」「宿題やってないならお前のコロッケひとつ減らすからな」などと子供に八つ当たりし、頼りない夫に愛想を尽かしていて、「夢の箱」と名づけた缶にせっせと小銭を貯めていつかハワイ旅行の資金にしようという設定だ。 これから犬をこっそり飼うことになりそうな崩壊寸前の家族が、どのように変わっていくのかとても楽しみ。

   錦戸亮と水川あさみでラスト・フレンズを思い出した。ラスト・フレンズはかなり深刻なストーリーだったが、こちらの「動物を飼う」というテーマは深いにせよ、温かいホームドラマに仕上がっていきそうだ。(てらっち)

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