「サマータイム」どうなる仕事と生活―森永乳業、ユニ・チャーム実施

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

日本でも終戦直後に4年間導入

   日本でも1948年にGHQの命令で実施したことがある。日本人は勤勉で終業時間を過ぎても働き、残業が増えるなどの弊害が出て4年で廃止された。

   やり方には時計の針を進めて国全体で一斉に行うのと、企業などが個々に取り組む個別型がある。今回の東電・福島原発の事故で電力不足が予想されるなか、すでに個別に取り組んでいる企業もある。森永乳業は9時始業~17時半終業を8時~16時半と1時間早めた。9月末まで実施する。東京証券取引所ユニ・チャームも導入を決めている。ソニーも検討中だ。

   「スタートも早いが、終わるのも早い」とみの。

   「そのあとどうするか、ですね」とコメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)。尾崎弘之(東京工科大学教授)は「導入した方がいいじゃないですか。日本の場合、夏の電力消費が多いのはエアコンですから、涼しいうちに仕事をして早く帰ればいい」と賛成意見だ。これに対し、東大の坂村健教授は「電力需要は照明から空調にシフトしている。起きている時間が長くなれば増エネになる」といっている。

   サマータイムを巡っては賛否それぞれの意見がある。全体での導入にはまだまだ論議が必要なようだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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