初の震災集中審議―首相も野党もこんな議論で恥ずかしくないか

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東電・清水社長に聞くべきことも聞かないまま

   委員会には東電の清水正孝社長も参考人として出席した。官僚的と評される清水社長が強調したのは「緊張感」。「高い緊張を持って対処しておりました」「緊張感をもって取り組んでいきたい」などと述べた。

   みの「緊張を持ってと言っていましたが、どういう意味ですか」

   杉尾も首をひねりながら、「言っている意味がよくわからないのですが…。緊張感をもって取り組んできたということを言いたかったのかな」と話す。

   みの「清水社長に核心に触れることを聞いてほしかったのですが」

   杉尾「せっかく清水社長がきていたのに、あまり質問がなかった。先日出た工程表の実現の可能性についてもっと詰めて聞いてもらいたかったのに、そういう議論はまったくなかった。対応が良かった、悪かったで陳謝して、それで終わりというものじゃないでしょ」

   震災の集中審議だったのに、どこを向いて何のために議論しているかわからないまま終わった。

   みの「震災後40日たっても、ゆっくり睡眠もとれない状況が続いているのに。被災地のみなさんもそうですけど、国民も、これでいいのかな、バッジをつけているみなさん、ということになりますよ」。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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