はじめは「はて、何のコマーシャルだろう」と思った視聴者も多いようだ。多くの俳優や歌手、お笑いタレントらが次々と登場して、坂本九の「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん夜の星を」をワンフレーズずつ歌いつなぐサントリーのテレビCMが好評だ。登場するのは71人、30秒と60秒の30バージョンがある。
矢沢永吉、堺正章、和田アキ子、ゴスペラーズら歌手も登場するが、普段は歌う場面などお目にかからない富司純子、大滝秀治、小雪、宮沢りえ、さらにはカンニング竹山、やくみつるも熱唱していて、「案外うまいんだねえ」「あら、オンチ」と話題なのである。
「サントリーは企業広告ではなく、あくまでも震災へのサントリーとしてのメッセージと説明しています。CMなどで付き合いのある人ばかりでなく、多くの俳優やタレント、文化人に声をかけたようで、みなノーギャラだそうです。まあ、あの会社じゃなければ流せないCMですね」(大手広告代理店営業幹部)
4月6日(2011年)からオンエアされていて、すでにホームページの動画でも見ることができ、4月末ごろまでの放送予定だ。30バージョンのうち、これまでに21バージョンが放送されていて、今後はハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズも登場するという。ハリウッドスターの九ちゃんソング、楽しみだ。(テレビウオッチ編集部)