停電で再発見!見慣れた街の気づかなかった魅力散歩

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<ぶらり途中下車の旅(日本テレビ系4月9日あさ9時30分)>東日本大震災による「計画停電」で、いつもなら煌々とネオンや街頭が輝いている首都郊外の街が真っ暗になり、「いつもと違う街の表情」を再発見した人も少なくないんじゃないでしょうか。こんな事を言うと不謹慎なのかもしれませんが、見慣れているはずの風景にあらためて魅力を感じたりしてしまいました。

神田で生胡椒練り込んだ中華麺

   落語家の林家たい平さんが出かけた「ぶらり途中下車の旅」も、都心に通勤している人なら「ラッシュ」のイメージしかない京浜東北線でした。神奈川・横浜駅と川崎駅、東京駅、上野駅、浦和駅などを通って埼玉・大宮駅を結ぶJR線で、たい平さんもそんな都心の通勤線に新しい発見をしたのでした。

   スタートは王子駅で下車して「飛鳥山公園」。「長屋の花見」という落語でおなじみのスポットだそうで、ロケのときはまだ桜はチラホラとしか咲いていませんでしたが、いまごろ(2011年4月12日)は満開過ぎて散り始めているころでしょうか。とにかく春爛漫です。

   次に下りたのは「神田駅」。ここの「胡椒饅頭PAOPAO」(電話03・3863・8032)では、生胡椒を使ったオリジナル料理をいただきます。生胡椒はとりたての青い実をそのまま塩漬けにしたもので、これを杏仁豆腐に散らしたり、中華麺に練り込んだりすると、たちまち本場中国の味と香りが口いっぱいに広がります。

「杏仁豆腐の甘味と独特の風味が強調されておいしい」

   たい平さんはいっぺんに好きになってしまったようです。

   東京駅を通過して下りたのは「浜松町」です。タワービルに囲まれた一角にある「洋食や シェ・ノブ」(電話03・3431・7943)は、実家が寿司屋というフランス料理で修業したシェフの店です。だからということで、おススメは「ビーフステーキ寿司」(1200円)。シャリも寿司酢ではなくバルサミコ酢を使い、ネタはレアに焼いた牛肉にウニソースでいただきます。

「熱々のステーキにシャリとウニが口の中で一緒になって、うまいのなんの」(たい平さん)

   1皿3カンですから、若い人にはちょっと贅沢な握り寿司ということになるかもしれませんね。

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